欧州マーケットダイジェスト・1日 株まちまち・金利低下・ドル安・ランド安
（1日終値：2日3時時点）
ドル・円相場：1ドル＝135.43円（1日15時時点比▲0.97円）
ユーロ・円相場：1ユーロ＝142.30円（▲0.17円）
ユーロ・ドル相場：1ユーロ＝1.0507ドル（△0.0062ドル）
FTSE100種総合株価指数：7558.49（前営業日比▲14.56）
ドイツ株式指数（DAX）：14490.30（△93.26）
10年物英国債利回り：3.100％（▲0.061％）
10年物独国債利回り：1.814％（▲0.116％）
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
（主な欧州経済指標） ＜発表値＞ ＜前回発表値＞
10月独小売売上高
前月比 ▲2.8％ 1.2％・改
前年比 ▲6.6％ ▲0.3％・改
11月英ネーションワイド住宅価格指数
前月比 ▲1.4％ ▲0.9％
11月仏製造業PMI改定値 48.3 49.1
11月独製造業PMI改定値 46.2 46.7
11月ユーロ圏製造業PMI改定値 47.1 47.3
11月英製造業PMI改定値 46.5 46.2
10月ユーロ圏失業率 6.5％ 6.6％
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
（各市場の動き）
・ドル円は軟調。パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長が前日の講演で「早ければ12月にも利上げ幅を縮小する可能性がある」と指摘すると、米利上げ減速観測が強まり全般ドル売りが進行。この日もドル売りの流れが継続した。11月米ISM製造業景気指数が49.0と予想の49.8を下回ったことも相場の重しとなり、一時135.31円と8月18日以来の安値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.66と8月11日以来の低水準を付けた。
なお、米10年債利回りは一時3.5358％前後と9月22日以来の低水準を付けた。
・ユーロドルはしっかり。FRBが利上げペースを減速するとの見方が強まる中、ドル全面安となった流れに沿った。24時過ぎに一時1.0533ドルと6月29日以来の高値を付けた。
なお、この日発表の11月ユーロ圏製造業PMI改定値は47.1と予想の47.3を若干下回った一方、10月ユーロ圏失業率は6.5％と予想の6.6％より強い数字となった。
・南アフリカランドは急落。「同国のラマポーザ大統領は不正疑惑の報道に関連して辞任を検討」との一部報道をきっかけにランド売りが膨らんだ。対ドルでは一時17.9596ランドと11月7日以来の安値を付けたほか、対円では7.58円と3月9日以来の安値を記録した。
・ユーロ円は方向感に乏しい展開だった。17時前に一時141.91円と日通し安値を付けたものの、24時前には143.13円付近まで持ち直した。ただ、アジア時間に付けた日通し高値143.76円がレジスタンスとして働くと142.08円付近まで押し戻された。ドル相場となったためユーロ円自体は方向感が出にくい状況だった。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに反落。前日の米国株相場の大幅上昇が投資家心理の支えとなり、買いが先行したものの、その後は下げに転じた。原油相場の先行き不透明感が強い中、これまで指数上昇をけん引したBPやシェルなどエネルギー株に売りが出た。HSBCやバークレイズなど金融株にも売りが出て、相場の上値を抑えた。
・フランクフルト株式相場は続伸。前日の米国株の急伸や本日のアジア株高の流れを引き継いで買いが優勢となった。個別ではザランド（4.24％高）やザルトリウス（4.12％高）、プーマ（3.08％高）などの上昇が目立った。半面、コベストロ（2.62％安）やドイツ銀行（2.14％安）などは売られた。
・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。
（中村）
ドル・円相場：1ドル＝135.43円（1日15時時点比▲0.97円）
ユーロ・円相場：1ユーロ＝142.30円（▲0.17円）
ユーロ・ドル相場：1ユーロ＝1.0507ドル（△0.0062ドル）
FTSE100種総合株価指数：7558.49（前営業日比▲14.56）
ドイツ株式指数（DAX）：14490.30（△93.26）
10年物英国債利回り：3.100％（▲0.061％）
10年物独国債利回り：1.814％（▲0.116％）
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
（主な欧州経済指標） ＜発表値＞ ＜前回発表値＞
10月独小売売上高
前月比 ▲2.8％ 1.2％・改
前年比 ▲6.6％ ▲0.3％・改
11月英ネーションワイド住宅価格指数
前月比 ▲1.4％ ▲0.9％
11月仏製造業PMI改定値 48.3 49.1
11月独製造業PMI改定値 46.2 46.7
11月ユーロ圏製造業PMI改定値 47.1 47.3
11月英製造業PMI改定値 46.5 46.2
10月ユーロ圏失業率 6.5％ 6.6％
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
（各市場の動き）
・ドル円は軟調。パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長が前日の講演で「早ければ12月にも利上げ幅を縮小する可能性がある」と指摘すると、米利上げ減速観測が強まり全般ドル売りが進行。この日もドル売りの流れが継続した。11月米ISM製造業景気指数が49.0と予想の49.8を下回ったことも相場の重しとなり、一時135.31円と8月18日以来の安値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.66と8月11日以来の低水準を付けた。
なお、米10年債利回りは一時3.5358％前後と9月22日以来の低水準を付けた。
・ユーロドルはしっかり。FRBが利上げペースを減速するとの見方が強まる中、ドル全面安となった流れに沿った。24時過ぎに一時1.0533ドルと6月29日以来の高値を付けた。
なお、この日発表の11月ユーロ圏製造業PMI改定値は47.1と予想の47.3を若干下回った一方、10月ユーロ圏失業率は6.5％と予想の6.6％より強い数字となった。
・南アフリカランドは急落。「同国のラマポーザ大統領は不正疑惑の報道に関連して辞任を検討」との一部報道をきっかけにランド売りが膨らんだ。対ドルでは一時17.9596ランドと11月7日以来の安値を付けたほか、対円では7.58円と3月9日以来の安値を記録した。
・ユーロ円は方向感に乏しい展開だった。17時前に一時141.91円と日通し安値を付けたものの、24時前には143.13円付近まで持ち直した。ただ、アジア時間に付けた日通し高値143.76円がレジスタンスとして働くと142.08円付近まで押し戻された。ドル相場となったためユーロ円自体は方向感が出にくい状況だった。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに反落。前日の米国株相場の大幅上昇が投資家心理の支えとなり、買いが先行したものの、その後は下げに転じた。原油相場の先行き不透明感が強い中、これまで指数上昇をけん引したBPやシェルなどエネルギー株に売りが出た。HSBCやバークレイズなど金融株にも売りが出て、相場の上値を抑えた。
・フランクフルト株式相場は続伸。前日の米国株の急伸や本日のアジア株高の流れを引き継いで買いが優勢となった。個別ではザランド（4.24％高）やザルトリウス（4.12％高）、プーマ（3.08％高）などの上昇が目立った。半面、コベストロ（2.62％安）やドイツ銀行（2.14％安）などは売られた。
・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。
（中村）