2日香港株=上値重いか、米雇用統計の発表控え様子見

 2日の香港市場は上値の重い展開か。11月の米雇用統計を香港時間2日夜に控え、米連邦準備理事会(FRB)による利上げペースを見極めたい投資家が様子見姿勢を強めるだろう。ハンセン指数は前日までの3日間で480ポイント近く上昇し、9月20日以来の高値水準にある。1日に一時上抜けた心理的節目の19000ポイントが上値抵抗として意識されそうだ。

 一方、米国で1日発表のインフレ指標が予想を下回り、長期金利が低下したことは支援材料。中国本土で新型コロナウイルスの1日当たり新規感染者数が11月28日に達した後は減り続けていることも投資家心理を支えると予想する。

 1日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が3日ぶりに反落した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は小幅に2日続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)や石油株のシノペック(00386)が下回って引けた。
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