ニューヨーク外国為替市場概況・6日 ユーロドル、続落

 6日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは続落。終値は1.0467ドルと前営業日NY終値(1.0491ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行し、21時30分過ぎに一時1.0533ドルと日通し高値を付けたものの、前日に付けた6月28日以来の高値1.0595ドルがレジスタンスとして働くと失速した。
 前週末の11月米雇用統計や前日の11月米ISM非製造業指数が予想を上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化観測が意識される中、ユーロ売り・ドル買いが出た。ダウ平均が一時520ドル超下落するなど、米国株相場が軟調に推移するとリスク・オフのドル買いも優勢となり、4時過ぎに一時1.0459ドルと日通し安値を更新した。

 ドル円は続伸。終値は137.00円と前営業日NY終値(136.75円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。米長期金利が低下したことでNY序盤はドル売りが優勢となり、21時30分過ぎに一時135.97円と日通し安値を更新した。ただ、米国株相場が軟調に推移するとリスク・オフのドル買いが優勢となり、137円台前半まで持ち直した。

 ユーロ円は小反落。終値は143.39円と前営業日NY終値(143.50円)と比べて11銭程度のユーロ安水準。NY市場に限れば143円台前半から半ばでのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日の参考レンジ
ドル円:135.97円 - 137.43円
ユーロドル:1.0459ドル - 1.0533ドル
ユーロ円:143.10円 - 144.00円

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。