欧州マーケットダイジェスト・12日 株安・金利上昇・ドル底堅い
(12日終値:13日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=137.55円(12日15時時点比△0.55円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=144.91円(△0.84円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0534ドル(△0.0018ドル)
FTSE100種総合株価指数:7445.97(前営業日比▲30.66)
ドイツ株式指数(DAX):14306.63(▲64.09)
10年物英国債利回り:3.201%(△0.020%)
10年物独国債利回り:1.939%(△0.006%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月英国内総生産(GDP、前月比) 0.5% ▲0.6%
10月英商品貿易収支 144.76億ポンドの赤字 156.56億ポンドの赤字
10月英貿易収支 17.85億ポンドの赤字 31.35億ポンドの赤字
10月英鉱工業生産指数(前月比) 0.0% 0.2%
製造業生産高(前月比) 0.7% 0.0%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。米10年債利回りが3.51%台まで低下すると円買い・ドル売りが先行。19時過ぎに一時136.62円付近まで下押しした。ただ、アジア時間に付けた日通し安値136.35円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の支援材料となり、一時137.70円と日通し高値を更新した。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローも観測された。
なお、米10年債入札後に債券売り(金利は上昇)が強まると、米10年債利回りは一時3.6260%前後まで上昇した。
・ユーロドルは頭が重かった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが優勢になると、24時過ぎに一時1.0580ドルと日通し高値を付けたものの、前週末の高値1.0588ドルが目先上値の目処として意識されると失速した。5日に付けた6月28日以来の高値1.0595ドルも引き続きレジスタンスとして意識される。ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いのフローも観測されると、一時1.0518ドル付近まで下押しした。米長期金利が上昇に転じたことも相場の重し。
今週予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)定例理事会など重要イベントを前に様子見姿勢も強く、方向感が出にくい面もあったようだ。
・ユーロ円は堅調。17時過ぎに一時143.84円付近まで下押ししたあとは底堅く推移。2時前には一時145.09円と日通し高値を更新した。
ユーロ円以外のクロス円も上昇が目立った。ポンド円は一時169.02円、NZドル円は87.82円、カナダドル円は100.79円、スイスフラン円は147.09円、トルコリラ円は7.39円まで値を上げた。
・ロンドン株式相場は反落。前週末の米国株相場の下落や本日の日本株安が投資家心理を冷やした。ただ、今週のFOMCやECB定例理事会、英中銀金融政策委員会(MPC)など重要イベントを前に様子見姿勢も強く、大きな方向感は出なかった。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られたほか、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が軟調だった。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反落。前週末の米株安や本日のアジア株安が相場の重しとなった。欧米の金融イベントを前に持ち高調整目的の売りも出た。個別ではフレゼニウス(2.44%安)やドイツ証券取引所(2.15%安)、ボノビア(2.14%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=137.55円(12日15時時点比△0.55円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=144.91円(△0.84円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0534ドル(△0.0018ドル)
FTSE100種総合株価指数:7445.97(前営業日比▲30.66)
ドイツ株式指数(DAX):14306.63(▲64.09)
10年物英国債利回り:3.201%(△0.020%)
10年物独国債利回り:1.939%(△0.006%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月英国内総生産(GDP、前月比) 0.5% ▲0.6%
10月英商品貿易収支 144.76億ポンドの赤字 156.56億ポンドの赤字
10月英貿易収支 17.85億ポンドの赤字 31.35億ポンドの赤字
10月英鉱工業生産指数(前月比) 0.0% 0.2%
製造業生産高(前月比) 0.7% 0.0%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。米10年債利回りが3.51%台まで低下すると円買い・ドル売りが先行。19時過ぎに一時136.62円付近まで下押しした。ただ、アジア時間に付けた日通し安値136.35円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の支援材料となり、一時137.70円と日通し高値を更新した。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローも観測された。
なお、米10年債入札後に債券売り(金利は上昇)が強まると、米10年債利回りは一時3.6260%前後まで上昇した。
・ユーロドルは頭が重かった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが優勢になると、24時過ぎに一時1.0580ドルと日通し高値を付けたものの、前週末の高値1.0588ドルが目先上値の目処として意識されると失速した。5日に付けた6月28日以来の高値1.0595ドルも引き続きレジスタンスとして意識される。ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いのフローも観測されると、一時1.0518ドル付近まで下押しした。米長期金利が上昇に転じたことも相場の重し。
今週予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)定例理事会など重要イベントを前に様子見姿勢も強く、方向感が出にくい面もあったようだ。
・ユーロ円は堅調。17時過ぎに一時143.84円付近まで下押ししたあとは底堅く推移。2時前には一時145.09円と日通し高値を更新した。
ユーロ円以外のクロス円も上昇が目立った。ポンド円は一時169.02円、NZドル円は87.82円、カナダドル円は100.79円、スイスフラン円は147.09円、トルコリラ円は7.39円まで値を上げた。
・ロンドン株式相場は反落。前週末の米国株相場の下落や本日の日本株安が投資家心理を冷やした。ただ、今週のFOMCやECB定例理事会、英中銀金融政策委員会(MPC)など重要イベントを前に様子見姿勢も強く、大きな方向感は出なかった。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られたほか、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が軟調だった。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反落。前週末の米株安や本日のアジア株安が相場の重しとなった。欧米の金融イベントを前に持ち高調整目的の売りも出た。個別ではフレゼニウス(2.44%安)やドイツ証券取引所(2.15%安)、ボノビア(2.14%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。
(中村)