ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、急落

 13日のニューヨーク外国為替市場でドル円は急落。24時時点では134.96円と22時時点(137.32円)と比べて2円36銭程度のドル安水準だった。11月米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことが分かると米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの観測が強まり、全般ドル売りが活発化した。23時30分前に一時134.66円と5日以来の安値を付けた。

 ユーロドルは上昇。24時時点では1.0646ドルと22時時点(1.0548ドル)と比べて0.0098ドル程度のユーロ高水準だった。11月米CPIの下振れをきっかけに全般ドル売りが優勢になると、一時1.0673ドルと6月9日以来約半年ぶりの高値を付けた。市場では「明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表に注目が集まる中、米国のインフレがピークアウトしつつあるとの見方が広がった」との声が聞かれた。

 ユーロ円は頭が重い。24時時点では143.69円と22時時点(144.85円)と比べて1円16銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入った一方、ドル円の下落につれた売りが出たため、一時143.58円と日通し安値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.66円 - 137.97円
ユーロドル:1.0528ドル - 1.0673ドル
ユーロ円:143.58円 - 145.35円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。