ニューヨーク外国為替市場概況・4時　ドル円、しっかり

　12日のニューヨーク外国為替市場でドル円はしっかりとした値動き。4時時点では137.74円と2時時点（137.47円）と比べて27銭程度のドル高水準だった。NY序盤からの地合いの強さが継続されるなか、米10年債の入札後に米長期金利が上昇幅を拡大したことを受けて137.79円までドル高が進んだ。ここからは7日高値137.86円を巡る攻防が注目される。

　ユーロドルは上値が重い。4時時点では1.0522ドルと24時時点（1.0544ドル）と比べて0.0022ドル程度のユーロ安水準だった。米金利高を背景にドルが買い戻され、一時1.0516ドル付近までユーロ安ドル高に傾いた。ポンドドルも24時過ぎにつけた1.2299ドルを頭に1.22ドル半ばで伸び悩んだ。

　ユーロ円はもみ合い。4時時点では144.94円と2時時点（144.95円）と比べて1銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの綱引き状態となり、144円後半で方向感が出づらかった。一方、カナダドル円は堅調なまま100.93円まで日通し高値を更新している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：136.35円　-　137.79円
ユーロドル：1.0506ドル　-　1.0580ドル
ユーロ円：143.67円　-　145.09円


（小針）