ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、下値切り上げ

 13日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値を切り上げた。4時時点では135.55円と2時時点(135.14円)と比べて41銭程度のドル高水準だった。米インフレ鈍化を受けたドル売りは止み、米長期金利の低下幅縮小を眺めながら135.60円付近まで反発した。序盤に3.41%台まで低下した米10年債利回りは3.51%台まで水準を戻した。

 ユーロドルは下げ渋り。4時時点では1.0620ドルと2時時点(1.0629ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。米金利が低下幅を縮めるとドル高に振れ、一時1.0611ドルまで下押しした。ただ大台手前ではユーロを拾いたい向きも多いようであり、またユーロ円の反発にも支えられて1.0620ドル台を回復した。

 ユーロ円は強含み。4時時点では143.96円と2時時点(143.65円)と比べて31銭程度のユーロ高水準。一時700ドル超高まで買われていたダウ平均がマイナスに沈むのを眺めながら、143.53円まで日通し安値を更新した。もっとも先週に支持帯として働いた143円前半を前に売り圧力はそれ以上強まらず、ドル円の反発にもつれ高となり144.01円まで切り返した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.66円 - 137.97円
ユーロドル:1.0528ドル - 1.0673ドル
ユーロ円:143.53円 - 145.35円


(小針)
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