ロンドン為替見通し=独景況感指数を受けたユーロの動向を注視

 ロンドンタイムは、独景況を受けたユーロ相場の推移を注視することになる。欧州中央銀行(ECB)は、先週の理事会で引き締め継続の姿勢を示した。一方で世界的な景気減速を受けたユーロ圏景況にも不安が残る。

 本日は18時に、12月独Ifo企業景況感指数が発表となる。市場は87.5程度の結果を見込んでおり、11月の86.3から改善するとの見方。3カ月連続の改善となり、足もとの景況への不安を多少なりとも和らげることができるか見定めることになる。

 予想の線に沿った改善を確認できれば、強い動きになりきれなかったとしても、週明け朝方につけた安値1.0582ドルを更新するような底割れは回避できるだろう。ただ、弱い結果となり再び下値を探るリスクも視野に入れて臨みたい。


想定レンジ上限
・ユーロドル:15日高値1.0735ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル:日足一目均衡表・基準線1.0479ドル。

(関口)
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