ニューヨーク外国為替市場概況・20日 ドル円、大幅反落

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は大幅に反落。終値は131.73円と前営業日NY終値(136.91円)と比べて5円18銭程度のドル安水準だった。日銀による事実上の利上げを受けて東京市場および欧州市場で進んだ円高・ドル安はNY時間に入っても継続した。節目を次々と下抜け、2時過ぎには8月2日以来の安値となる130.58円まで下げ足を速めた。一方、同日安値の130.41円が目先のサポートとして意識されると、高値からすでに7円弱下落していることからも売りは一服。引けにかけて131.80円台まで下げ渋った。

 ユーロ円も大幅に反落。終値は139.95円と前営業日NY終値(145.21円)と比べて5円26銭程度のユーロ安水準だった。日銀のサプライズ的な実質利上げをきっかけに円が独歩高となり、ユーロ円は138.81円まで大きく値を下げた。もっとも、引けにかけては140円付近まで持ち直すなど、総じてドル円と同様の展開となった。

 ユーロドルは続伸。終値は1.0624ドルと前営業日NY終値(1.0607ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。NY序盤には一時1.0658ドルまで上昇したものの、昨日高値との面合わせに留まるなど、円主導の相場となったため、ユーロドル自体に方向感は出なかった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:130.58円 - 137.48円
ユーロドル:1.0579ドル - 1.0658ドル
ユーロ円:138.81円 - 145.83円


(越後)
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