NY為替見通し=ドル円、買いも一服か
ドル円は買い戻しが継続。20日の日銀金融政策決定会合で長期金利の許容変動幅を拡大したことを受けてドル円は約7円近く暴落した。その後は反動による買い戻しが続いており、本日の東京午後には134.40円まで強含んだ。
本日発表予定の米経済指標は、12月リッチモンド連銀製造業指数や11月住宅販売保留指数程度で相場への影響は限られそうだ。ドル円は米長期金利や米株を眺めながらの動きが予想される。ただ、クリスマス休暇明けとなるも依然として市場参加者は少なく閑散取引が続くなか新規材料も乏しく、ドル円は134円を挟んで動意は限られそうだ。20日急落後、黒田日銀総裁の会見中につけた戻り高値となる133.69円を上抜けし、仕掛け的な売りも入りにくいが、135円の大台を目指すには手がかり不足感が強い。
ドル円は引き続き日銀による緩和政策修正への思惑が上値を圧迫する。ただ、黒田日銀総裁は20日の政策修正は出口の一歩ではなく、緩和策を継続すると強調しており、過度な円買いも抑制されている。また、米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め長期化観測が根強い一方で、浸透するにはタイムラグがあると見られるFRBの過去に例を見ないスピードでの利上げによる米景気後退への影響も懸念され、FRB金融政策の先行きについては不透明感が強く、ドル相場も新規の材料待ちとなる。
・想定レンジ上限
ドル円は本日これまでの高値134.40円や、20日の下げ(高値137.48円-安値130.58円)の61.8%戻しに当たる134.84円近辺が上値めど。
・想定レンジ下限
ドル円は本日これまでの安値133.38円や近くに5日移動平均線も位置する節目の133.00円近辺が下値めど。
(金)
本日発表予定の米経済指標は、12月リッチモンド連銀製造業指数や11月住宅販売保留指数程度で相場への影響は限られそうだ。ドル円は米長期金利や米株を眺めながらの動きが予想される。ただ、クリスマス休暇明けとなるも依然として市場参加者は少なく閑散取引が続くなか新規材料も乏しく、ドル円は134円を挟んで動意は限られそうだ。20日急落後、黒田日銀総裁の会見中につけた戻り高値となる133.69円を上抜けし、仕掛け的な売りも入りにくいが、135円の大台を目指すには手がかり不足感が強い。
ドル円は引き続き日銀による緩和政策修正への思惑が上値を圧迫する。ただ、黒田日銀総裁は20日の政策修正は出口の一歩ではなく、緩和策を継続すると強調しており、過度な円買いも抑制されている。また、米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め長期化観測が根強い一方で、浸透するにはタイムラグがあると見られるFRBの過去に例を見ないスピードでの利上げによる米景気後退への影響も懸念され、FRB金融政策の先行きについては不透明感が強く、ドル相場も新規の材料待ちとなる。
・想定レンジ上限
ドル円は本日これまでの高値134.40円や、20日の下げ(高値137.48円-安値130.58円)の61.8%戻しに当たる134.84円近辺が上値めど。
・想定レンジ下限
ドル円は本日これまでの安値133.38円や近くに5日移動平均線も位置する節目の133.00円近辺が下値めど。
(金)