ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、下値を広げる

 30日のニューヨーク外国為替市場で、ドル円は下値を広げる。4時時点では130.87円と2時時点(131.81円)と比べて94銭程度のドル安水準だった。「日銀は1月17-18日の金融政策決定会合で、消費者物価指数の前年度比上昇率の見通しを前回(10月時点)から上方修正する検討に入った。政府・日銀が目標とする2%に近い水準で物価が高止まりすることになり、緩和修正への圧力がさらに増す可能性がある」との日経記事が材料視されたようで、ドル円は131円割れ。20日以来の安値130.78円まで下落幅を広げた。米10年債利回りが一時3.82%台へ下振れたことも重しとなった。

 ユーロドルは底堅い。4時時点では1.0702ドルと2時時点(1.0696ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル安がユーロドルにとっても支えとなり、1.0713ドルまでユーロ高・ドル安推移。15日以来、約2週間ぶりの高値水準1.07ドル台での推移が続いた。

 ユーロ円は円高推移。4時時点では140.07円と2時時点(141.00円)と比べて83銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の動きに連動して円買いが進み、22日以来の安値140.06円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.78円 - 133.10円
ユーロドル:1.0639ドル - 1.0713ドル
ユーロ円:140.06円 - 141.95円

(関口)
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