NY為替見通し=市場参加者が乏しく薄商いに終始か

 NYタイムは、英休場・米債券市場短縮取引とあって、売買意欲が高まりにくい状況だろう。ドル円は薄商いに終始しそうだ。取引のきっかけになるような経済指標の発表も予定されていない。

 取引が薄いなか一定の売買フローが入り、上下する場面はあるかもしれない。しかし、売り手や買い手の相手になる十分な市場参加者がいないために起こる振れにすぎないだろう。高値を掴んでしまったり、安値を売り込んでしまったりして、目先的に動きにくいポジションを作ってしまうはめになりそうだ。

 特段の確信なく売り買いすることは避けたい。ただ、日銀のタカ派姿勢への転換が警戒されるなか、円買い方向への動きへ市場は神経質になっている可能性がある点には注意しておきたい。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、先月22日安値131.65円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、昨年6月3日安値129.69円

(関口)
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