欧州マーケットダイジェスト・4日 株高・金利低下・円安
(4日終値:5日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=132.54円(4日15時時点比△1.70円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=140.59円(△2.30円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0607ドル(△0.0038ドル)
FTSE100種総合株価指数:7585.19(前営業日比△31.10)
ドイツ株式指数(DAX):14490.78(△309.11)
10年物英国債利回り:3.491%(▲0.160%)
10年物独国債利回り:2.272%(▲0.117%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月独輸入物価指数
前月比 ▲4.5% ▲1.2%
12月スイス消費者物価指数(CPI)
前月比 ▲0.2% 0.0%
12月仏消費者物価指数(CPI)速報値
前月比 ▲0.1% 0.3%
12月仏消費者信頼感指数 82 83
12月仏サービス部門PMI改定値 49.5 48.1
12月独サービス部門PMI改定値 49.2 49.0
12月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 49.8 49.1
11月英消費者信用残高 15億ポンド 7億ポンド・改
11月英マネーサプライM4
前月比 ▲1.6% 0.1%・改
前年比 2.5% 4.8%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い。欧州勢参入直後に一時129.93円と日通し安値を付けたものの、前日の安値129.52円がサポートとして働くと買い戻しが優勢となった。中国の経済活動の正常化への期待やユーロ圏のインフレ指標鈍化を背景に、欧州株相場が大幅に上昇するとリスク・オンの円売りも活発化。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだ円売りのフローが観測されると、一時132.71円と日通し高値を付けた。
なお、24時発表の12月米ISM製造業景気指数は48.4と予想の48.5を若干下回ったものの、同時に発表された11月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数が1045.8万件と予想の1005.0万件を上回ったことでドル買いが入った面もあった。
・ユーロドルは買い先行後、もみ合い。前日の12月独消費者物価指数(CPI)速報値に続き、本日発表の12月仏CPI速報値が予想を下回ったことで、ユーロ圏のインフレ圧力が緩和するとの観測から欧州を代表する株価指数のひとつユーロ・ストックス50指数が2%超上昇。投資家が運用リスクを取りやすくなり、ユーロ買い・ドル売りが広がった。17時30分過ぎには一時1.0635ドルと日通し高値を更新した。
ただ、買い一巡後は1.0600ドルを挟んだもみ合いに終始した。欧州株高に伴うユーロ買い・ドル売りが入った半面、良好な米労働指標を手掛かりにユーロ売り・ドル買いが出たため相場は方向感が出なかった。
・ユーロ円はしっかり。ドル円の上昇につれた買いが入ったほか、欧米株高を背景に投資家のリスク志向改善を意識した円売りが優勢となった。3時前には一時140.76円まで上値を伸ばした。
ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時160.18円、豪ドル円は90.88円、NZドル円は83.69円、カナダドル円は98.43円、スイスフラン円は142.95円まで値を上げた。
・ロンドン株式相場は続伸。中国の経済活動の正常化への期待から英株にも買いが入った。ユーロ圏のインフレ指標が予想以上に鈍化する中、株式への買いが入りやすい面もあった。HSBCやバークレイズなど金融株の上昇が目立ったほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が買われた。
・フランクフルト株式相場は大幅に3日続伸。前日の12月独CPI速報値に続き、本日発表の12月仏CPI速報値が予想を下回ったことで、ユーロ圏のインフレ圧力が緩和するとの観測から欧州債利回りが低下し、株買いが広がった。個別ではボノビア(5.41%高)やドイツ銀行(5.27%高)、アディダス(4.93%高)などの上昇が目立ち、RWE(2.40%安)とドイツ証券取引所(1.09%安)を除く38銘柄が上昇した。
・欧州債券相場は上昇。ユーロ圏のインフレ圧力が緩和するとの観測から欧州債が買われた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=132.54円(4日15時時点比△1.70円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=140.59円(△2.30円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0607ドル(△0.0038ドル)
FTSE100種総合株価指数:7585.19(前営業日比△31.10)
ドイツ株式指数(DAX):14490.78(△309.11)
10年物英国債利回り:3.491%(▲0.160%)
10年物独国債利回り:2.272%(▲0.117%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月独輸入物価指数
前月比 ▲4.5% ▲1.2%
12月スイス消費者物価指数(CPI)
前月比 ▲0.2% 0.0%
12月仏消費者物価指数(CPI)速報値
前月比 ▲0.1% 0.3%
12月仏消費者信頼感指数 82 83
12月仏サービス部門PMI改定値 49.5 48.1
12月独サービス部門PMI改定値 49.2 49.0
12月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 49.8 49.1
11月英消費者信用残高 15億ポンド 7億ポンド・改
11月英マネーサプライM4
前月比 ▲1.6% 0.1%・改
前年比 2.5% 4.8%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い。欧州勢参入直後に一時129.93円と日通し安値を付けたものの、前日の安値129.52円がサポートとして働くと買い戻しが優勢となった。中国の経済活動の正常化への期待やユーロ圏のインフレ指標鈍化を背景に、欧州株相場が大幅に上昇するとリスク・オンの円売りも活発化。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだ円売りのフローが観測されると、一時132.71円と日通し高値を付けた。
なお、24時発表の12月米ISM製造業景気指数は48.4と予想の48.5を若干下回ったものの、同時に発表された11月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数が1045.8万件と予想の1005.0万件を上回ったことでドル買いが入った面もあった。
・ユーロドルは買い先行後、もみ合い。前日の12月独消費者物価指数(CPI)速報値に続き、本日発表の12月仏CPI速報値が予想を下回ったことで、ユーロ圏のインフレ圧力が緩和するとの観測から欧州を代表する株価指数のひとつユーロ・ストックス50指数が2%超上昇。投資家が運用リスクを取りやすくなり、ユーロ買い・ドル売りが広がった。17時30分過ぎには一時1.0635ドルと日通し高値を更新した。
ただ、買い一巡後は1.0600ドルを挟んだもみ合いに終始した。欧州株高に伴うユーロ買い・ドル売りが入った半面、良好な米労働指標を手掛かりにユーロ売り・ドル買いが出たため相場は方向感が出なかった。
・ユーロ円はしっかり。ドル円の上昇につれた買いが入ったほか、欧米株高を背景に投資家のリスク志向改善を意識した円売りが優勢となった。3時前には一時140.76円まで上値を伸ばした。
ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時160.18円、豪ドル円は90.88円、NZドル円は83.69円、カナダドル円は98.43円、スイスフラン円は142.95円まで値を上げた。
・ロンドン株式相場は続伸。中国の経済活動の正常化への期待から英株にも買いが入った。ユーロ圏のインフレ指標が予想以上に鈍化する中、株式への買いが入りやすい面もあった。HSBCやバークレイズなど金融株の上昇が目立ったほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が買われた。
・フランクフルト株式相場は大幅に3日続伸。前日の12月独CPI速報値に続き、本日発表の12月仏CPI速報値が予想を下回ったことで、ユーロ圏のインフレ圧力が緩和するとの観測から欧州債利回りが低下し、株買いが広がった。個別ではボノビア(5.41%高)やドイツ銀行(5.27%高)、アディダス(4.93%高)などの上昇が目立ち、RWE(2.40%安)とドイツ証券取引所(1.09%安)を除く38銘柄が上昇した。
・欧州債券相場は上昇。ユーロ圏のインフレ圧力が緩和するとの観測から欧州債が買われた。
(中村)