NY株見通し-翌日の米12月雇用統計発表を控え様子見か

 今晩のNY市場は様子見か。昨日は経済指標が強弱まちまちとなる中、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で引き締め姿勢の継続が示されたことが重しとなったが、主要3指数はそろって3日ぶりに反発して終了した。年初の2日間では、ナスダック総合が0.07%安とマイナス圏にとどまった一方、ダウ平均が0.37%高、S&P500が0.35%高と昨年末水準を上回った。今晩の取引では、翌日の米12月雇用統計の発表を控えた様子見姿勢が強まることが予想されるが、雇用統計の前哨戦となる米12月ADP民間部門雇用者数や新規失業保険申請件数などに注目する展開か。決算発表は、寄り前にウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやコナグラ・ブランズなどの発表が予定されているほか、コストコ・ホールセールが12月売上高を発表する。11月分は既存店売上高が予想を下回ったことでコストコの株価は12月1日に6%超下落しており、小売り大手の12月の結果に要警戒か。

 今晩の米経済指標は12月ADP民間部門雇用者数、新規失業保険申請件数、12月S&Pグローバル総合・サービス業PMI確定値、EIA週間原油在庫など。ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総、ブラード米セントルイス連銀総裁の講演や挨拶も予定されている。企業決算は寄り前にウォルグリーン、コナグラ・ブランズ、ラム・ウェストン、コンステレーション・ブランズなどが発表予定。(執筆:1月5日、14:00)
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