NY株見通しー今週は米12月消費者物価指数(CPI)、大手銀の4Q四半期決算発表に注目
今週のNY市場は物価指標と決算発表に注目。先週は米12月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回ったものの、前月分から増加数が縮小したことや、賃金の伸びが予想以上に鈍化したことが好感され主要3指数がそろって上昇した。米12月ISM非製造業PMIが予想を下回り、好不況の分かれ目となる50を割り込んだこともFRBの引き締め姿勢が効果を発揮していると受け止められ、株高材料となった。
今週はFRBによる金融引き締めの見通しを巡り、12日木曜日に発表される米12月CPIが注目されるほか、13日金曜日からスタートする米企業の第4四半期決算が焦点となりそうだ。
12月CPIの市場予想は前月比横ばい、前年比+6.5%と、それぞれ11月分の+0.1%、+7.1%から鈍化が見込まれ、変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIも前年比+5.7%と11月分の+6.0%からスローダウンが予想されている。予想通りの鈍化となれば、インフレのピークアウト期待が引き続き米国株の支援となりそうだ。
このほか10日火曜日のスウェーデン中銀主催のシンポジウムでのパウエルFRB議長発言にも要注目か。
決算発表は13日金曜日にJPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、バンク・オブ・アメリカなどの大手銀行やユナイテッドヘルスグループ、デルタ航空などが第4四半期決算を発表する。
今晩の経済指標は12月雇用傾向指数、11月消費者信用残高など。主要な企業の決算発表はなし。
(執筆:1月9日、14:00)
今週はFRBによる金融引き締めの見通しを巡り、12日木曜日に発表される米12月CPIが注目されるほか、13日金曜日からスタートする米企業の第4四半期決算が焦点となりそうだ。
12月CPIの市場予想は前月比横ばい、前年比+6.5%と、それぞれ11月分の+0.1%、+7.1%から鈍化が見込まれ、変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIも前年比+5.7%と11月分の+6.0%からスローダウンが予想されている。予想通りの鈍化となれば、インフレのピークアウト期待が引き続き米国株の支援となりそうだ。
このほか10日火曜日のスウェーデン中銀主催のシンポジウムでのパウエルFRB議長発言にも要注目か。
決算発表は13日金曜日にJPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、バンク・オブ・アメリカなどの大手銀行やユナイテッドヘルスグループ、デルタ航空などが第4四半期決算を発表する。
今晩の経済指標は12月雇用傾向指数、11月消費者信用残高など。主要な企業の決算発表はなし。
(執筆:1月9日、14:00)