NY株見通しー翌日の米12月CPI発表を控え様子見か

 今晩のNY市場は様子見か。昨日は長期金利が上昇したものの、昨年に大きく下落したハイテク・グロース株を中心に買い戻しの動きが続き、主要3指数がそろって上昇した。昨年1年間で33%超下落したナスダック総合は1.01%高と3日続伸し、年初来で2.64%高。S&P500とダウ平均もそれぞれ年初来で2.08%高、1.68%高となった。

 今晩の取引ではインフレのピークアウト期待が引き続き相場の下支えとなることが期待される。もっとも、翌日に注目の米12月消費者物価指数(CPI)が発表されるほか、週末13日はJPモルガン・チェースなどの大手金融機関が第4四半期決算を発表予定で、これらの発表を控えた様子見姿勢が強まりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫、米10年債入札など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:1月11日、14:00)
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