NY株見通し-12月消費者物価指数(CPI)に注目

 今晩のNY市場は12月消費者物価指数(CPI)に注目。昨日はCPIの鈍化予想を背景に長期金利が低下し、ハイテク・グロース株を中心に買い戻しが強まった。ダウ平均とS&P500は2日続伸し、ナスダック総合は昨年9月以来の4連騰を記録。

 今晩の取引では寄り前に発表される米12月CPIに注目が集まる。12月CPIは前年比+6.5%と11月分の+7.1%から伸びの鈍化が見込まれ、変動の大きい食品・エネルギーを除くコアCPIも前月分の同+6.0%から+5.7%にスローダウンが予想されている。予想通りの鈍化となれば、2023年中の利上げ終了期待やその後の利下げ期待が高まるが、強い結果となれば失望売りが強まることが警戒される。

 今晩の米経済指標・イベントは12月CPIのほか、新規失業保険申請件数、12月財政収支など。主要な企業の決算発表はなし。
(執筆:1月12日、14:00)
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