ロンドン為替見通し=NYタイムの米CPI発表を控え、ユーロドルは底堅いながらも動意限定か
ロンドンタイムの欧州通貨は底堅い推移が予想される。週明け9日に米期待インフレ率の伸び鈍化を受けて米金利低下・ドル安が強まったあとは、本日NYタイムに注目指標・米12月消費者物価指数(CPI)発表を控えて米金利上昇・ドル高方向への緩やかな調整圧力が生じる場面もあった。しかし、その動きは一巡して、昨日は欧州中銀高官のタカ派的な見解を支援に、ユーロドルは1.0776ドルまでじり高となった。
米CPI発表で伸び率鈍化が想定されるなか、レンジを大きく広げる展開ではなかったが、本日の米CPIの事前予想の方向に傾いてきた格好。本日、日銀が来週の会合で大規模緩和の副作用を点検すると報じられ、政策修正への思惑でドル円とともにクロス円も円高・他通貨安方向へ振れたことは波乱要因ともいえるが、NYタイムの米CPI発表へ向けたムードが次第に醸成されていくとみる。
あとは米CPIを受けたドル相場の影響次第。注目イベントを前に、NY入り前の欧州タイムのユーロドルは底堅く推移しつつも、発表までは米CPIの結果を決め打ちしたような、レンジを大きくブレイクする展開にはなりにくいとみる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:昨年4月22日高値1.0852ドル
・ユーロ円:昨日11日高値142.86円
想定レンジ下限
・ユーロドル:日足一目均衡表・転換線及び基準線1.0630ドル
・ユーロ円:週足一目均衡表・基準線140.90円
(関口)
米CPI発表で伸び率鈍化が想定されるなか、レンジを大きく広げる展開ではなかったが、本日の米CPIの事前予想の方向に傾いてきた格好。本日、日銀が来週の会合で大規模緩和の副作用を点検すると報じられ、政策修正への思惑でドル円とともにクロス円も円高・他通貨安方向へ振れたことは波乱要因ともいえるが、NYタイムの米CPI発表へ向けたムードが次第に醸成されていくとみる。
あとは米CPIを受けたドル相場の影響次第。注目イベントを前に、NY入り前の欧州タイムのユーロドルは底堅く推移しつつも、発表までは米CPIの結果を決め打ちしたような、レンジを大きくブレイクする展開にはなりにくいとみる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:昨年4月22日高値1.0852ドル
・ユーロ円:昨日11日高値142.86円
想定レンジ下限
・ユーロドル:日足一目均衡表・転換線及び基準線1.0630ドル
・ユーロ円:週足一目均衡表・基準線140.90円
(関口)