NY為替見通し=米CPIの強弱を受けて上下、動意一巡後はFOMC見据えた動きに
NYタイムは、14日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えるなか、注目の米インフレ指標・11月米消費者物価指数(CPI)が発表となる。予想比での強弱のかい離をみて、市場は有力視されている0.50%への利上げ幅縮小と、0.75%の利上げ継続の思惑に振らされることになるだろう。
ただ、今回の指標の強弱で足もとの利上げスピードに多少変化が生じるにしても、市場がより関心を強めているのは、利上げの到達地点(ターミナルレート)の行方。米CPIを受けた米金利の上下に合わせたドル相場の振れが一巡した後は、明日のFOMCメンバーによる今後の金利見通しを見据えて動意を落ち着かせていくとみる。市場では9月時点の4.6%から、パウエルFRB議長が示唆した4.9%付近(FF金利誘導目標4.75-5.00%)程度の水準が見込まれているようだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、本日ここまでのレンジ137.32-137.97円の2層倍138.63円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、12日欧州タイム安値136.62円。
(関口)
ただ、今回の指標の強弱で足もとの利上げスピードに多少変化が生じるにしても、市場がより関心を強めているのは、利上げの到達地点(ターミナルレート)の行方。米CPIを受けた米金利の上下に合わせたドル相場の振れが一巡した後は、明日のFOMCメンバーによる今後の金利見通しを見据えて動意を落ち着かせていくとみる。市場では9月時点の4.6%から、パウエルFRB議長が示唆した4.9%付近(FF金利誘導目標4.75-5.00%)程度の水準が見込まれているようだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、本日ここまでのレンジ137.32-137.97円の2層倍138.63円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、12日欧州タイム安値136.62円。
(関口)