東京外国為替市場概況・8時 ドル円、戻り鈍い

 13日の東京外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。8時時点では129.28円とニューヨーク市場の終値(129.25円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。昨日に約7カ月ぶりの安値水準となる128円後半まで急落したドル円は、東京序盤にNY終値水準の129円前半で動意が鈍く、戻りの鈍い動きが続いている。調整の買い戻しが入る可能性はあるものの、米金融引き締めの長期化懸念が後退した一方で、日銀の政策修正への思惑が高まっており、下方向への警戒感が強い。

 ユーロドルはもみ合い。8時時点では1.0847ドルとニューヨーク市場の終値(1.0853ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。1.08ドル半ばでこう着。足もとでは欧州中央銀行(ECB)が米連邦準備制度理事会(FRB)よりタカ派との見方が強く、ユーロドルの底堅い動きが続きそうだ。

 ユーロ円は8時時点では140.22円とニューヨーク市場の終値(140.31円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。足もとでは株価動向への反応も限られ、クロス円はおおむねドル円に左右される動きが続いており、ユーロ円も戻りが鈍い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:129.20円 - 129.38円
ユーロドル:1.0846ドル - 1.0854ドル
ユーロ円:140.20円 - 140.36円

(金)
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