東京マーケットダイジェスト・18日 円急落・株大幅高

(18日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=130.81円(前営業日NY終値比2.69円)
ユーロ円:1ユーロ=141.01円(△2.77円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0779ドル(▲0.0009ドル)
日経平均株価:26791.12円(前営業日比△652.44円)
東証株価指数(TOPIX):1934.93(△32.04)
債券先物3月物:146.13円(△1.29円)
新発10年物国債利回り:0.415%(▲0.085%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.00600%(▲0.01400%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)        <発表値>     <前回発表値>
11月機械受注
前月比                ▲8.3%       5.4%
前年同月比              ▲3.7%       0.4%
日銀金融市場調節目標
当座預金金利          ▲0.10%で据え置き   ▲0.10%
11月鉱工業生産確報
前月比                 0.2%      ▲0.1%
前年同月比              ▲0.9%      ▲1.3%
11月設備稼働率(前月比)       ▲1.4%       2.2%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は急伸。昨日の海外時間に売りが進んだ反動や日銀金融政策決定会合を控えた持ち高調整の動きなどから買いが先行し、129.03円まで値を上げた。その後は結果公表を前に128.30円台まで失速したが、日銀が金融政策の現状維持を決定し、一部で予想された金融緩和の縮小を見送ったことが分かると急騰。共通担保資金供給オペの拡充などを決めたことも買いを促し、一時131.58円まで買い上げられた。一巡後は黒田日銀総裁の定例記者会見を見極めたいとして130.60円付近まで伸び悩んだ。

・ユーロ円も急伸。日銀が金融緩和修正を見送ったことで円安が活発化。ユーロ円は141.69円まで上昇したほか、ポンド円は161.53円、豪ドル円は91.92円、NZドル円は84.81円まで買い上げられた。

・ユーロドルは小幅安。ドル円の急伸に伴って1.0767ドルまでやや弱含んだが、円相場が中心となったため、ユーロドル自体の値動きは鈍かった。

・日経平均株価は続伸。日銀が大規模緩和の継続を発表したことを好感した買いが優勢に。外国為替市場での円安進行とともに指数は一時680円近く上昇した。

・債券先物相場は大幅に3日続伸。日銀が金融政策の維持を決めたことで債券買いが優勢となり、146.65円まで暴騰した。


(越後)
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