欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、上値重い

 19日の欧州外国為替市場でユーロドルは上値が重い。22時時点では1.0809ドルと20時時点(1.0829ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りが3.40%台まで上昇したことが上値を抑え、一時1.0806ドル付近まで下押しした。なお、欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(12月15日分)が公表され、「多くのメンバーが0.75%の利上げを希望していた」「インフレ見通しに対するリスクは引き続き上方向」などの見解が示されたが、ユーロ相場への影響は限られた。

 ユーロ円は伸び悩み。22時時点では139.04円と20時時点(139.15円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが伸び悩んだ影響からユーロ円も139.43円を高値に上値を切り下げている。

 ドル円は小幅高。22時時点では128.63円と20時時点(128.49円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇が下値を支えた半面、この後発表される1月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数などの指標結果をみきわめたいとの見方から動きは鈍い。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:127.76円 - 128.93円
ユーロドル:1.0782ドル - 1.0838ドル
ユーロ円:137.92円 - 139.43円


(越後)
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