NY株見通し-テスラなどハイテク株を中心に堅調か

 今晩のNY市場は堅調か。昨日は弱いガイダンスが嫌気されたマイクロソフトが一時大幅安となったことで主要3指数がそろって軟調にスタートしたものの、マイクロソフトが押し目買いで反発すると、市場全般にも買い戻しの動きが広がった。朝方に2.3%安となったナスダック総合が0.2%安で終了し、ダウ平均は460ドル安まで下落後、9.88ドル高とわずかながら4営業日続伸して終了。S&P500もほぼ横ばいで終了した。引け後の動きでは、決算が嫌気されたIBMが時間外で約2%下落した一方、第4四半期の営業利益が過去最高となったテスラが時間外で5%超上昇した。今晩の取引では上昇が見込まれるテスラなどハイテク株を中心に堅調な展開か。景気後退(リセッション)入りが警戒される米国経済を巡っては、寄り前に発表される10-12月国内総生産 (GDP) 速報値に要注目。

 今晩の米経済指標は10-12月GDP速報値のほか、12月耐久財受注、新規失業保険申請件数、12月新築住宅販売件数など。企業決算は寄り前にダウ、ノースロップ・グラマン、サウスウェスト航空、マスターカード、引け後にビザなどが発表予定。(執筆:1月26日、14:00)
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