NY株見通し-上値の重い展開か 決算発表はラム・リサーチ、ボーイングなど

 今晩のNY市場は上値の重い展開か。昨日は企業決算が好悪まちまちとなる中、ダウ平均が3日続伸した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は3日ぶりに反落し、S&P500も0.07%安とわずかにマイナス圏で終了した。引け後の動きでは、ハイテク・ジャイアントで最初に決算発表を発表したマイクロソフトが下落。10-12月の利益が市場予想を上回ったことで株価は時間外で一時5%超上昇したが、1-3月期の弱い見通しが嫌気され約1%安と反落した。今晩の取引ではマイクロソフトの下落が見込まれるほか、今後発表される主要企業の決算やガイダンスへの警戒感から上値の重い展開か。寄り前に発表される半導体のラム・リサーチや航空機のボーイングの決算やガイダンスが注目される。

 今晩の米経済指標はMBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫など。企業決算は寄り前にラム・リサーチ、ボーイング、フリーポート・マクモラン、AT&T、アボット・ラボラトリーズ、USバンコープ、引け後にIBM、テスラ、CSXなどが発表予定。(執筆:1月25日、14:00)
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