欧州外国為替市場概況・20時 豪ドル、軟調

 31日の欧州外国為替市場で豪ドルは軟調。時間外のダウ先物や欧州株が軟調に推移するなか、リスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨は売られた。東京時間に発表された豪小売売上高が低調だったことも引き続き重しとなり、対ドルでは節目の0.7000米ドルを下抜けて0.6987米ドルと23日以来の安値を付けたほか、対円では91.12円まで下落している。

 ドル円は下値が堅い。20時時点では130.39円と17時時点(130.14円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが低下幅を縮めたうえ、対オセアニア通貨中心にドル買いが強まった影響を受けて徐々に下値を切り上げた。一時130.48円付近と本日高値の130.53円に迫る場面もあった。

 ユーロドルは下げ渋り。20時時点では1.0822ドルと17時時点(1.0844ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ安水準だった。独長期金利の低下に伴う売りや欧米株安を受けたリスクオフのドル買いを受けて一時1.0802ドルまで下げたが、独金利低下が一服したうえ、ユーロ豪ドルなどの上昇を支えに1.0830ドル台まで持ち直した。

 ユーロ円は20時時点では141.12円と17時時点(141.13円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。一時は140.75円まで下げたが、その後は下げ渋るなどユーロドルにつれた動き。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:130.04円 - 130.53円
ユーロドル:1.0802ドル - 1.0860ドル
ユーロ円:140.75円 - 141.65円


(越後)
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