NY株見通し-企業決算や経済指標を睨んだ神経質な展開か

 今週のNY市場は神経質な展開か。昨日は水曜日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表や週後半のハイテク・ジャイアントの決算発表を控えた警戒感が強まり主要3指数がそろって下落。ダウ平均は7営業日ぶりに反落し、S&P500とナスダック総合もともに3日ぶりに反落した。しかし、年初来ではダウ平均が1.72%高、S&P500が4.64%高、ナスダック総合が8.86%高とそろってプラス圏となり、ナスダック総合は昨年7月以来の大幅高ペースとなった。月末の取引となる今晩は、寄り前に発表される企業決算や経済指標を睨んだ神経質な展開が予想されるが、翌日以降にはマクロやミクロの重要イベントを控えており、動きは限定的なものとなりそうだ。

 今晩の経済指標は11月S&Pケースシラー20住宅価格指数、1月シカゴ地区購買部協会景気指数、1月消費者信頼感指数など。企業決算は寄り前にゼネラル・モーターズ(GM)、ファイザー、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)、キャタピラー、マクドナルド、エクソン・モービル、引け後にアドバンストナカマイクロ・デバイセズ(AMD)などが発表予定。(執筆:1月31日、14:00)
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