欧州マーケットダイジェスト・31日 株小動き・円もみ合い
(31日終値:1日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=130.19円(31日15時時点比△0.01円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=141.46円(△0.41円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0865ドル(△0.0030ドル)
FTSE100種総合株価指数:7771.70(前営業日比▲13.17)
ドイツ株式指数(DAX):15128.27(△2.19)
10年物英国債利回り:3.332%(▲0.004%)
10年物独国債利回り:2.286%(▲0.032%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10-12月期仏国内総生産(GDP)速報値
前期比 0.1% 0.2%
12月独小売売上高
前月比 ▲5.3% 1.9%・改
前年比 ▲6.6% ▲4.9%・改
1月仏消費者物価指数(CPI)速報値
前月比 0.4% ▲0.1%
前年比 6.0% 5.9%
12月英消費者信用残高 5億ポンド 15億ポンド
12月英マネーサプライM4
前月比 ▲0.8% ▲1.5%・改
前年比 1.6% 2.5%
10-12月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値
前期比 0.1% 0.3%
前年同期比 1.9% 2.3%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に大きな方向感は出なかった。21時過ぎに一時130.49円付近まで上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値130.53円がレジスタンスとして意識されると失速した。NY市場に入ると、10-12月期米雇用コスト指数が前期比1.0%上昇と予想の1.1%上昇を下回ったことが伝わり、米長期金利の低下とともにドル売りが活発化。1月米消費者信頼感指数が107.1と予想の109.0を下回ったことも相場の重しとなり、一時129.75円と日通し安値を更新した。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。一目均衡表雲転換線が位置する129.44円がサポートとして働くと130.35円付近まで持ち直した。
・ユーロドルは下値が堅かった。独長期金利の低下に伴うユーロ売り・ドル買いが出たほか、欧米株安を受けたリスク・オフのドル買いが入ると一時1.0802ドルと日通し安値を更新したものの、NY市場に入ると買い戻しが優勢となった。賃金の伸びを総合的に示す米雇用コスト指数の下振れで全般ドル売りが進むと、一時1.0868ドルと日通し高値を更新した。
・ポンドドルは一時1.2284ドルまで下落する場面があった。国際通貨基金(IMF)が30日改定した世界経済見通しで、2023年の英成長率が大幅に下方修正されたことがポンド売りを誘った。市場では「月末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けてポンド売りのフローが観測された」との声も聞かれた。
・ユーロ円は一進一退。17時過ぎに一時140.75円と本日安値を付けたあとは141.40円付近まで持ち直したものの、24時頃には140.80円付近まで失速した。ただ、そのあとは141.54円付近まで再び強含んだ。
・ロンドン株式相場は4日ぶりに小反落。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りが出たものの、2日結果公表の英中銀金融政策委員会(MPC)を前に様子見ムードも強く、相場は大きな方向感は出なかった。アストラゼネカやスミス・アンド・ネフューなど医薬品株が売られたほか、セグロなど不動産株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場はほぼ横ばい。前日の米国株や本日のアジア株相場の下落を受けて売りが先行したものの、引けにかけては持ち直した。もっとも、2日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に様子見ムードも強く、相場は大きな方向感は出なかった。個別ではBMW(1.91%高)やポルシェ(1.87%高)が買われた半面、フレゼニウス・メディカル・ケア(2.05%安)やザルトリウス(1.32%安)が売られた。
・欧州債券相場は上昇。足もとで相場下落が続いたあとだけに持ち高調整目的の買いが入った。ただ、2日のECB定例理事会を前に様子見ムードも強く、大きな方向感は出なかった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=130.19円(31日15時時点比△0.01円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=141.46円(△0.41円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0865ドル(△0.0030ドル)
FTSE100種総合株価指数:7771.70(前営業日比▲13.17)
ドイツ株式指数(DAX):15128.27(△2.19)
10年物英国債利回り:3.332%(▲0.004%)
10年物独国債利回り:2.286%(▲0.032%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10-12月期仏国内総生産(GDP)速報値
前期比 0.1% 0.2%
12月独小売売上高
前月比 ▲5.3% 1.9%・改
前年比 ▲6.6% ▲4.9%・改
1月仏消費者物価指数(CPI)速報値
前月比 0.4% ▲0.1%
前年比 6.0% 5.9%
12月英消費者信用残高 5億ポンド 15億ポンド
12月英マネーサプライM4
前月比 ▲0.8% ▲1.5%・改
前年比 1.6% 2.5%
10-12月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値
前期比 0.1% 0.3%
前年同期比 1.9% 2.3%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に大きな方向感は出なかった。21時過ぎに一時130.49円付近まで上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値130.53円がレジスタンスとして意識されると失速した。NY市場に入ると、10-12月期米雇用コスト指数が前期比1.0%上昇と予想の1.1%上昇を下回ったことが伝わり、米長期金利の低下とともにドル売りが活発化。1月米消費者信頼感指数が107.1と予想の109.0を下回ったことも相場の重しとなり、一時129.75円と日通し安値を更新した。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。一目均衡表雲転換線が位置する129.44円がサポートとして働くと130.35円付近まで持ち直した。
・ユーロドルは下値が堅かった。独長期金利の低下に伴うユーロ売り・ドル買いが出たほか、欧米株安を受けたリスク・オフのドル買いが入ると一時1.0802ドルと日通し安値を更新したものの、NY市場に入ると買い戻しが優勢となった。賃金の伸びを総合的に示す米雇用コスト指数の下振れで全般ドル売りが進むと、一時1.0868ドルと日通し高値を更新した。
・ポンドドルは一時1.2284ドルまで下落する場面があった。国際通貨基金(IMF)が30日改定した世界経済見通しで、2023年の英成長率が大幅に下方修正されたことがポンド売りを誘った。市場では「月末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けてポンド売りのフローが観測された」との声も聞かれた。
・ユーロ円は一進一退。17時過ぎに一時140.75円と本日安値を付けたあとは141.40円付近まで持ち直したものの、24時頃には140.80円付近まで失速した。ただ、そのあとは141.54円付近まで再び強含んだ。
・ロンドン株式相場は4日ぶりに小反落。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りが出たものの、2日結果公表の英中銀金融政策委員会(MPC)を前に様子見ムードも強く、相場は大きな方向感は出なかった。アストラゼネカやスミス・アンド・ネフューなど医薬品株が売られたほか、セグロなど不動産株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場はほぼ横ばい。前日の米国株や本日のアジア株相場の下落を受けて売りが先行したものの、引けにかけては持ち直した。もっとも、2日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に様子見ムードも強く、相場は大きな方向感は出なかった。個別ではBMW(1.91%高)やポルシェ(1.87%高)が買われた半面、フレゼニウス・メディカル・ケア(2.05%安)やザルトリウス(1.32%安)が売られた。
・欧州債券相場は上昇。足もとで相場下落が続いたあとだけに持ち高調整目的の買いが入った。ただ、2日のECB定例理事会を前に様子見ムードも強く、大きな方向感は出なかった。
(中村)