欧州マーケットダイジェスト・1日 株まちまち・ドル安
(1日終値:2日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=129.23円(1日15時時点比▲1.06円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=140.96円(▲0.68円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0908ドル(△0.0037ドル)
FTSE100種総合株価指数:7761.11(前営業日比▲10.59)
ドイツ株式指数(DAX):15180.74(△52.47)
10年物英国債利回り:3.307%(▲0.025%)
10年物独国債利回り:2.284%(▲0.002%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月英ネーションワイド住宅価格指数
前月比 ▲0.6% ▲0.3%・改
1月スイス製造業PMI 49.3 54.5・改
1月仏製造業PMI改定値 50.5 50.8
1月独製造業PMI改定値 47.3 47.0
1月ユーロ圏製造業PMI改定値 48.8 48.8
1月英製造業PMI改定値 47.0 46.7
1月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
前年比 8.5% 9.2%
1月ユーロ圏HICPコア速報値
前年比 5.2% 5.2%
12月ユーロ圏失業率 6.6% 6.6%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は頭が重かった。日本時間夕刻に一時130.41円と日通し高値を付けたものの、前日の高値130.53円がレジスタンスとして意識されると失速した。NY市場に入ると、1月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が10.6万人増と予想の17.8万人増を下回ったことが伝わり、全般ドル売りが活発化。1月米ISM製造業景気指数が47.4と予想の48.0を下回ったことも相場の重しとなり、一時129.19円と日通し安値を更新した。
なお、12月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数が1101.2万件と予想の1030.0万件を上回ったことが伝わると下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的だった。
・ユーロドルは堅調。1月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比8.5%上昇と予想の9.0%上昇を下回ったものの、エネルギーや食品などを除くコア指数は前年比5.2%上昇と予想の5.1%上昇を上回った。欧州中央銀行(ECB)が大幅な利上げを継続するとの観測を背景にユーロ買い・ドル売りが優勢になると、一時1.0925ドルと日通し高値を更新した。予想を下回るADP全米雇用報告もドル売りを誘った。
ユーロポンドは一時0.8875ポンドと1月17日以来の高値を付けた。市場では「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだユーロ買い・ポンド売りのフローが観測された」との声が聞かれた。
・カナダドルは軟調だった。WTI原油先物価格が3%超下落したことを背景に、産油国通貨とされるカナダドルに売りが出た。米ドルカナダドルは一時1.3348カナダドルまでカナダドル安に振れたほか、カナダドル円は96.83円まで値を下げた。
・ユーロ円は上値が重かった。日本時間夕刻に一時141.83円と本日高値を付けたものの、NY市場に入ると140.91円の本日安値まで押し戻された。ドル円の失速につれた売りが出た。
・ロンドン株式相場は小幅続落。アジアの株式相場が堅調に推移した流れを受け、買いが先行したものの、終盤失速した。米国株相場の下落などが相場の重しとなった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が売られたほか、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株の一角に売りが出た。半面、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株は買われた。
・フランクフルト株式相場は続伸。アジア株相場の上昇を受けて買いが先行したものの、米国株が下落すると独株にも売りが出たため伸び悩んだ。個別ではドイツポスト(2.45%高)やBMW(2.19%高)、メルセデス・ベンツ(2.13%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=129.23円(1日15時時点比▲1.06円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=140.96円(▲0.68円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0908ドル(△0.0037ドル)
FTSE100種総合株価指数:7761.11(前営業日比▲10.59)
ドイツ株式指数(DAX):15180.74(△52.47)
10年物英国債利回り:3.307%(▲0.025%)
10年物独国債利回り:2.284%(▲0.002%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月英ネーションワイド住宅価格指数
前月比 ▲0.6% ▲0.3%・改
1月スイス製造業PMI 49.3 54.5・改
1月仏製造業PMI改定値 50.5 50.8
1月独製造業PMI改定値 47.3 47.0
1月ユーロ圏製造業PMI改定値 48.8 48.8
1月英製造業PMI改定値 47.0 46.7
1月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
前年比 8.5% 9.2%
1月ユーロ圏HICPコア速報値
前年比 5.2% 5.2%
12月ユーロ圏失業率 6.6% 6.6%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は頭が重かった。日本時間夕刻に一時130.41円と日通し高値を付けたものの、前日の高値130.53円がレジスタンスとして意識されると失速した。NY市場に入ると、1月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が10.6万人増と予想の17.8万人増を下回ったことが伝わり、全般ドル売りが活発化。1月米ISM製造業景気指数が47.4と予想の48.0を下回ったことも相場の重しとなり、一時129.19円と日通し安値を更新した。
なお、12月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数が1101.2万件と予想の1030.0万件を上回ったことが伝わると下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的だった。
・ユーロドルは堅調。1月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比8.5%上昇と予想の9.0%上昇を下回ったものの、エネルギーや食品などを除くコア指数は前年比5.2%上昇と予想の5.1%上昇を上回った。欧州中央銀行(ECB)が大幅な利上げを継続するとの観測を背景にユーロ買い・ドル売りが優勢になると、一時1.0925ドルと日通し高値を更新した。予想を下回るADP全米雇用報告もドル売りを誘った。
ユーロポンドは一時0.8875ポンドと1月17日以来の高値を付けた。市場では「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだユーロ買い・ポンド売りのフローが観測された」との声が聞かれた。
・カナダドルは軟調だった。WTI原油先物価格が3%超下落したことを背景に、産油国通貨とされるカナダドルに売りが出た。米ドルカナダドルは一時1.3348カナダドルまでカナダドル安に振れたほか、カナダドル円は96.83円まで値を下げた。
・ユーロ円は上値が重かった。日本時間夕刻に一時141.83円と本日高値を付けたものの、NY市場に入ると140.91円の本日安値まで押し戻された。ドル円の失速につれた売りが出た。
・ロンドン株式相場は小幅続落。アジアの株式相場が堅調に推移した流れを受け、買いが先行したものの、終盤失速した。米国株相場の下落などが相場の重しとなった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が売られたほか、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株の一角に売りが出た。半面、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株は買われた。
・フランクフルト株式相場は続伸。アジア株相場の上昇を受けて買いが先行したものの、米国株が下落すると独株にも売りが出たため伸び悩んだ。個別ではドイツポスト(2.45%高)やBMW(2.19%高)、メルセデス・ベンツ(2.13%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。
(中村)