ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、急伸

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は急伸。24時時点では130.48円と22時時点(128.43円)と比べて2円05銭程度のドル高水準だった。米労働省が発表した1月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比51.7万人増と予想の18.5万人増を上回り、失業率が3.4%と予想の3.6%より強い内容だったことが伝わると、米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となった。前日の高値129.12円や節目の130.00円を上抜けると一時131.13円まで上値を伸ばした。1月米ISM非製造業指数が55.2と予想の50.4を上回ったことも相場の支援材料。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0835ドルと22時時点(1.0932ドル)と比べて0.0097ドル程度のユーロ安水準だった。良好な米雇用統計やISM非製造業指数を手掛かりに全般ドル買いが進んだ流れに沿って、一時1.0821ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円はしっかり。24時時点では141.47円と22時時点(140.40円)と比べて1円07銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの下落につれた売りが出た半面、ドル円の上昇につれた買いが相場を押し上げた。24時過ぎに一時141.91円と日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:128.33円 - 131.13円
ユーロドル:1.0821ドル - 1.0940ドル
ユーロ円:139.94円 - 141.91円


(中村)
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