欧州マーケットダイジェスト・3日 株まちまち・金利上昇・ドル高
(3日終値:4日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=131.05円(3日15時時点比△2.45円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=141.85円(△1.75円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0824ドル(▲0.0069ドル)
FTSE100種総合株価指数:7901.80(前営業日比△81.64)
ドイツ株式指数(DAX):15476.43(▲32.76)
10年物英国債利回り:3.055%(△0.049%)
10年物独国債利回り:2.193%(△0.113%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
12月仏鉱工業生産
前月比 1.0% 2.0%
1月仏サービス部門PMI改定値 49.4 49.2
1月独サービス部門PMI改定値 50.7 50.4
1月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 50.8 50.7
1月英サービス部門PMI改定値 48.7 48.0
12月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
前月比 1.1% ▲1.0%・改
前年比 24.9% 27.0%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は急伸。米重要指標の発表を控えて、しばらくは128円台半ばでのもみ合いが続いていたが、NY市場に入ると大幅に上昇した。米労働省が発表した1月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比51.7万人増と予想の18.5万人増を上回り、失業率が3.4%と予想の3.6%より強い内容となった。また、1月米ISM非製造業指数は55.2と予想の50.4を上回った。良好な米経済指標をきっかけに米長期金利が大幅上昇すると円売り・ドル買いが優勢となった。前日の高値129.12円や節目の130.00円、131.00円を上抜けると一時131.19円まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは頭が重かった。前日に下落した反動で欧州勢参入後はショートカバーが先行した。22時過ぎには一時1.0940ドルと日通し高値を更新した。ただ、欧州中央銀行(ECB)の金融引き締めが想定より早く終了する可能性があるとの期待が強まる中、戻りは限定的だった。良好な米雇用統計やISM非製造業指数を手掛かりに全般ドル買いが活発化すると、一時1.0810ドルと日通し安値を更新した。
・ユーロ円は堅調。ユーロドルの下落につれた売りが出た半面、ドル円の上昇につれた買いが相場を押し上げ、24時30分過ぎには一時142.35円と日通し高値を更新した。
・ポンドドルは一転下落した。20時前に一時1.2265ドルまで値を上げたものの、24時過ぎには1.2063ドルまで売り込まれた。英中銀(BOE)の利上げサイクルがピークに近づいているとの観測を背景にポンド売りが出たほか、良好な米経済指標を手掛かりにドル買いが進んだ。
・ロンドン株式相場は続伸し、史上最高値を更新した。BOEの利上げサイクルがピークに近づいているとの観測が広がる中、金融引き締め継続への懸念が後退し投資家心理を明るくした。原油高を背景にBPやシェルなどエネルギー株の上昇が目立ったほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株に買いが集まった。
・フランクフルト株式相場は4日ぶりに反落。ECBの金融引き締めが想定より早く終了する可能性があるとの期待が高まる中、前日には約1年ぶりの高値を更新した。ただ、この日は利益確定目的の売りが先行した。週末を控えたポジション調整目的の売りも出て、小幅ながら反落した。
・欧州債券相場は下落。米債安につれた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=131.05円(3日15時時点比△2.45円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=141.85円(△1.75円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0824ドル(▲0.0069ドル)
FTSE100種総合株価指数:7901.80(前営業日比△81.64)
ドイツ株式指数(DAX):15476.43(▲32.76)
10年物英国債利回り:3.055%(△0.049%)
10年物独国債利回り:2.193%(△0.113%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
12月仏鉱工業生産
前月比 1.0% 2.0%
1月仏サービス部門PMI改定値 49.4 49.2
1月独サービス部門PMI改定値 50.7 50.4
1月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 50.8 50.7
1月英サービス部門PMI改定値 48.7 48.0
12月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
前月比 1.1% ▲1.0%・改
前年比 24.9% 27.0%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は急伸。米重要指標の発表を控えて、しばらくは128円台半ばでのもみ合いが続いていたが、NY市場に入ると大幅に上昇した。米労働省が発表した1月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比51.7万人増と予想の18.5万人増を上回り、失業率が3.4%と予想の3.6%より強い内容となった。また、1月米ISM非製造業指数は55.2と予想の50.4を上回った。良好な米経済指標をきっかけに米長期金利が大幅上昇すると円売り・ドル買いが優勢となった。前日の高値129.12円や節目の130.00円、131.00円を上抜けると一時131.19円まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは頭が重かった。前日に下落した反動で欧州勢参入後はショートカバーが先行した。22時過ぎには一時1.0940ドルと日通し高値を更新した。ただ、欧州中央銀行(ECB)の金融引き締めが想定より早く終了する可能性があるとの期待が強まる中、戻りは限定的だった。良好な米雇用統計やISM非製造業指数を手掛かりに全般ドル買いが活発化すると、一時1.0810ドルと日通し安値を更新した。
・ユーロ円は堅調。ユーロドルの下落につれた売りが出た半面、ドル円の上昇につれた買いが相場を押し上げ、24時30分過ぎには一時142.35円と日通し高値を更新した。
・ポンドドルは一転下落した。20時前に一時1.2265ドルまで値を上げたものの、24時過ぎには1.2063ドルまで売り込まれた。英中銀(BOE)の利上げサイクルがピークに近づいているとの観測を背景にポンド売りが出たほか、良好な米経済指標を手掛かりにドル買いが進んだ。
・ロンドン株式相場は続伸し、史上最高値を更新した。BOEの利上げサイクルがピークに近づいているとの観測が広がる中、金融引き締め継続への懸念が後退し投資家心理を明るくした。原油高を背景にBPやシェルなどエネルギー株の上昇が目立ったほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株に買いが集まった。
・フランクフルト株式相場は4日ぶりに反落。ECBの金融引き締めが想定より早く終了する可能性があるとの期待が高まる中、前日には約1年ぶりの高値を更新した。ただ、この日は利益確定目的の売りが先行した。週末を控えたポジション調整目的の売りも出て、小幅ながら反落した。
・欧州債券相場は下落。米債安につれた。
(中村)