東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 10日の東京外国為替市場でドル円は下値が堅い。12時時点では131.68円とニューヨーク市場の終値(131.59円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。日経平均株価が230円近く上昇するとクロス円とともに買いが強まり、昨日高値の131.83円を上抜けて131.88円まで上昇した。節目の132円を前に上値を抑えられると131.50円付近まで下押ししたが、下値は限定的。一巡後は131.70円台まで持ち直している。
 なお、日銀の正副総裁人事について、政府が総裁と2人の副総裁候補とともに14日午前11時に国会に提示することが決まり、24日に所信聴取することで調整している。

 ユーロドルは弱含み。12時時点では1.0725ドルとニューヨーク市場の終値(1.0740ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円が底堅く推移したことを受けてその他通貨でもドル買いが強まり、ユーロドルは1.0722ドルまで下落。また、ポンドドルは1.2091ドル、豪ドル米ドルは0.6920米ドルまで下げている。

 ユーロ円は12時時点では141.23円とニューヨーク市場の終値(141.32円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。日本株高を受けて141.50円まで値を上げたが、その後はユーロドルが下げたこともあり上値が重くなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.38円 - 131.88円
ユーロドル:1.0722ドル - 1.0742ドル
ユーロ円:141.11円 - 141.50円


(越後)
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