欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、底堅い

 13日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。20時時点では132.55円と17時時点(132.13円)と比べて42銭程度のドル高水準だった。次期日銀総裁の下での金融緩和修正が慎重に進むとの観測による安心感からの円安地合いに加え、明日の米1月消費者物価指数(CPI)発表を前に米長期金利が水準を持ち直す方向で調整したことが支えとなった。米10年債利回りは1月5日以来の高水準2.75%台をつけ、ドル円は先週6日以来1週間ぶりの高値132.77円まで上昇した。

 ユーロ円も円売り優位。20時時点では141.58円と、17時時点(141.15円)と比べて43銭程度のユーロ高水準だった。クロス円は総じてドル円の円安推移に連動し、ユーロ円は141.73円、ポンド円も159.88円、豪ドル円は91.88円、NZドル円は2日以来の84円回復となる84.03円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.0681ドルと17時時点(1.0683ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。対円でドル高・ユーロ高が並行して進んだこともあり、ユーロドルは方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.14円 - 132.77円
ユーロドル:1.0656ドル - 1.0692ドル
ユーロ円:140.14円 - 141.73円

(関口)
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