欧州外国為替市場概況・22時 ポンド、強含み

 21日の欧州外国為替市場でポンドドルは強含み。2月英製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想より強い結果となったことを受けたポンド買いが続き、1.2119ドルまで上値を伸ばした。ポンド円も163.20円まで上値を伸ばし、ユーロポンドも0.8794ポンドまでポンド高に推移した。
 3月のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)での0.25%の追加利上げの確率が高まった。

 ドル円は底堅い。22時時点では134.70円と20時時点(134.65円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。ポンドドルのドル売りが重しとなるも、米10年債利回りが3.88%台で推移していることで134.80円前後で下値の堅い動き。

 ユーロドルは小動き。22時時点では1.0660ドルと20時時点(1.0648ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。ポンドドルの上昇を受けたドル売りで底堅く推移したものの、ユーロ売り・ポンド買いを受けて上値は限定的だった。

 プーチン露大統領は議会演説で、米国との新戦略兵器削減条約(新START)の履行を停止する、と表明した。

 ユーロ円は強含み。22時時点では143.60円と20時時点(143.39円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が強含みに推移したことで、143円台後半で堅調に推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.15円 - 134.85円
ユーロドル:1.0643ドル - 1.0689ドル
ユーロ円:143.17円 - 143.99円

(山下)
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