欧州外国為替市場概況・22時 ポンド、弱含み

 22日の欧州外国為替市場でポンドドルは弱含み。欧州序盤に発表された7-9月期英GDP改定値が下方修正され、英国経済が既にリセッション(景気後退)に陥っているのではないかとの警戒感が高まった。流動性の薄いなか断続的にポンド売りが持ち込まれ、一時1.2038ドルまで下値を広げた。ポンド円も159.03円まで下げ幅を拡大した。

 ドル円は小幅高。22時時点では132.08円と20時時点(132.05円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。昨日と同様に131円台の底堅さが確認され、132.19円付近まで買い戻された。

 ユーロドルは下げ渋り。22時時点では1.0637ドルと20時時点(1.0628ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。一時1.0614ドル付近まで下押ししたものの、0.8829ポンドまで上昇したユーロポンドに支えられて下値を切り上げた。

 ユーロ円は強含み。22時時点では140.49円と20時時点(140.35円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。ポンド円につれて140.20円割れまで下押すも、一巡後は140円半ばまで反発している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.65円 - 132.48円
ユーロドル:1.0604ドル - 1.0659ドル
ユーロ円:139.96円 - 140.66円

(山下)
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