欧州外国為替市場概況・22時 ポンド 下落

 15日の欧州外国為替市場でポンドは下落。英中銀は市場予想通りに0.50%の利上げを決定したが、6人が0.50%、1人が0.75%の利上げを支持し、2人が据え置きを主張した。議事内容にサプライズはなく、前回同様にさらなる利上げが必要になる可能性を指摘した一方で、景気減速に警戒感を示した。ポンドは売りで反応し、ポンドドルは一時1.2288ドルまで弱含んだ。また、ポンド円はドル円の上昇につられ金利発表前に168.84円まで強含んだが、一時安値の167.84円近辺まで押し戻された。

 ドル円は上昇が一服。22時時点では136.50円と20時時点(136.76円)と比べて26銭程度のドル安水準だった。20時過ぎにつけた136.92円を頭に買いが一服するも、売り戻しは136円半ばにとどめ底堅い動き。ドル円は13日に米11月消費者物価指数(CPI)を背景に急落したが、昨日にFOMCを通過し調整の買い戻しが優勢になっている。

 ユーロドルは下げ渋る。22時時点では1.0623ドルと20時時点(1.0616ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。この後に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果公表とラガルドECB総裁の会見を控え、1.0606ドルを安値に売りが一服。ただ、全般ドルの堅調地合いが続くなか、1.06ドル前半で戻りが鈍い。

 ユーロ円は小動き。22時時点では145.01円と20時時点(145.19円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇につれた買いが一服し、145.30円を頭に145円前後で小動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.24円 - 136.92円
ユーロドル:1.0606ドル - 1.0683ドル
ユーロ円:144.31円 - 145.30円

(金)
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