東京外国為替市場概況・10時 ドル円、弱含み

 22日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では134.82円とニューヨーク市場の終値(135.01円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。9時頃に135.06円まで買われる場面もあったが、本邦勢が手堅く売りを入れてきたこともあり上値が抑えられた。時間外の米10年債利回りが3.93%台まで低下したことが重しになり、徐々に上値が切り下がり134.65円まで弱含んだ。もっとも、東京仲値前後にかけてはやや買い戻されている。
 なお、本邦新発10年物国債の利回りは、昨日に引き続き日銀の目標上限0.50%を上回る場面もあった。
 
 ユーロドルは小幅高。10時時点では1.0657ドルとニューヨーク市場の終値(1.0648ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。時間外で米金利が低下傾向にあることでドル売り・ユーロ買いになる場面もあったが、ユーロ円の売りが頭を抑えたこともあり小幅高にとどまっている。
 なお、豪ドル/ドルは一時0.6833ドルまで弱含んだ。10-12月期の賃金指数が市場予想を下回ったことがきっかけ。

 ユーロ円は軟調。10時時点では143.71円とニューヨーク市場の終値(143.78円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。総じてドル円に連れる動きになり、143.89円前後まで上昇後、143.50円まで売られ軟調な動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.65円 - 135.06円
ユーロドル:1.0646ドル - 1.0659ドル
ユーロ円:143.50円 - 143.97円

(松井)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。