ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 27日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では135.97円と22時時点(136.31円)と比べて34銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが低下に転じると全般ドル売りが優勢となり、一時135.92円と日通し安値を付けた。
 なお、22時30分発表の1月米耐久財受注額は前月比4.5%減と予想の3.9%減を下回った一方、輸送用機器を除く数値は前月比0.7%増と予想の0.1%増を上回った。

 ユーロドルは堅調。24時時点では1.0590ドルと22時時点(1.0558ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると、一時1.0594ドルと日通し高値を更新した。

 ユーロ円は小高い。24時時点では143.99円と22時時点(143.92円)と比べて7銭程度のユーロ高水準。ドル円の下落につれた売りが出た一方、ユーロドルの上昇につれた買いが入った。23時過ぎには一時144.11円と本日高値を更新した。

 ポンドは全面高。ポンドドルは一時1.2030ドル、ユーロポンドは0.8798ポンド、ポンド円は163.67円までポンド高に振れた。「英国と欧州連合(EU)は英領北アイルランドに関する通商ルールを見直して双方の対立に終止符を打ち、ブレグジットを最終決着させることに合意」との一部報道が伝わると、ポンド買いが優勢となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.92円 - 136.55円
ユーロドル:1.0533ドル - 1.0594ドル
ユーロ円:143.57円 - 144.11円

(中村)
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