欧州外国為替市場概況・20時 ポンドドル、一転下落

 1日の欧州外国為替市場でポンドドルは一転下落。英長期金利の上昇を手掛かりに欧州序盤から買いが強まり、一時1.2089ドルまで値を上げた。ただ、ベイリー英中銀(BOE)総裁がブランズウィック・グループ主催の講演で「利上げが適切であることが判明するかもしれないが、何も決定していない」など、ハト派的な発言をすると失速。英金利の一転低下とともに一時1.2013ドルまで下落した。

 ユーロドルはしっかり。20時時点では1.0668ドルと17時時点(1.0641ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ高水準だった。欧州入り後からの強い地合いが継続。ユーロポンドを中心にユーロクロスが買われた影響も受けて、一時1.0669ドルまで本日高値を伸ばした。

 ドル円はさえない。20時時点では135.66円と17時時点(135.92円)と比べて26銭程度のドル安水準だった。対人民元やユーロでドル売りが加速した流れに沿って一時135.62円まで下げ足を速めた。一巡すると135.92円付近まで持ち直す場面があったが、戻りは鈍かった。

 ユーロ円は20時時点では144.73円と17時時点(144.64円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。ユーロが全般強く、ユーロ円は高値圏をキープしている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:135.62円 - 136.47円
ユーロドル:1.0565ドル - 1.0669ドル
ユーロ円:143.98円 - 144.80円


(越後)
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