NY為替見通し=米2月雇用統計のサプライズに要警戒か
NYタイムは、米国2月の雇用統計のサプライズに警戒する展開となる。
米2月雇用統計の予想は、非農業部門雇用者数が前月比+20.5万人で、1月の前月比+51.7万人からの増加幅の減少、失業率は3.4%と1月と変わらずと見込まれている。
パウエルFRB議長が、「21-22日のFOMC前に重要なデータの発表がある。FOMCについてまだ何も決定していない。データ次第」などと述べており、本日発表される2月の雇用統計と来週14日に発表される2月の消費者物価指数(CPI)を見極めていくことになる。
WSJ紙「FEDウォッチャー」ニック・ティミラオス記者は、「0.5%の利上げを妨げるのは、驚くほど弱い米経済指標のみ」というエコノミストの見解を報じていることで、大幅に悪化していない限り、0.50%の利上げは既定路線なのかもしれない。
米国2月の雇用関連指標は以下の通り、やや改善していることで、ポジティブサプライズに警戒しておきたい。
【2月】 【1月】(〇改善・●悪化)
【改善】
〇失業保険継続受給者数(2/12週):164.9万人 166.6万人
〇ISM非製造業雇用指数:54.0 50.0
〇ADP全国雇用者数:+24.2万人 +11.9万人
〇消費者信頼感指数(雇用):41.5% 36.9%(※職が十分-雇用が困難)
〇チャレンジャー人員削減予定数:7万7770人 10万2943人
△新規失業保険申請件数(2/12週):19.2万件 19.2万件
【悪化】
●ISM製造業雇用指数:49.1 50.6
●シカゴ購買部協会雇用指数:37.3 42.0
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、200日移動平均線の137.50円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、6日安値135.37円。
(山下)
米2月雇用統計の予想は、非農業部門雇用者数が前月比+20.5万人で、1月の前月比+51.7万人からの増加幅の減少、失業率は3.4%と1月と変わらずと見込まれている。
パウエルFRB議長が、「21-22日のFOMC前に重要なデータの発表がある。FOMCについてまだ何も決定していない。データ次第」などと述べており、本日発表される2月の雇用統計と来週14日に発表される2月の消費者物価指数(CPI)を見極めていくことになる。
WSJ紙「FEDウォッチャー」ニック・ティミラオス記者は、「0.5%の利上げを妨げるのは、驚くほど弱い米経済指標のみ」というエコノミストの見解を報じていることで、大幅に悪化していない限り、0.50%の利上げは既定路線なのかもしれない。
米国2月の雇用関連指標は以下の通り、やや改善していることで、ポジティブサプライズに警戒しておきたい。
【2月】 【1月】(〇改善・●悪化)
【改善】
〇失業保険継続受給者数(2/12週):164.9万人 166.6万人
〇ISM非製造業雇用指数:54.0 50.0
〇ADP全国雇用者数:+24.2万人 +11.9万人
〇消費者信頼感指数(雇用):41.5% 36.9%(※職が十分-雇用が困難)
〇チャレンジャー人員削減予定数:7万7770人 10万2943人
△新規失業保険申請件数(2/12週):19.2万件 19.2万件
【悪化】
●ISM製造業雇用指数:49.1 50.6
●シカゴ購買部協会雇用指数:37.3 42.0
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、200日移動平均線の137.50円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、6日安値135.37円。
(山下)