今日の株式見通し=堅調か 地銀株に買い戻しが入り米国株は大幅高

 東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は336ドル高の32155ドルで取引を終えた。直近で大きく下げていた地銀株に買い戻しが入ったことで、全体でも押し目買い機運が高まる展開。米2月消費者物価指数(CPI)が市場予想並みの結果となったことも安心材料となった。ただ、CPIを好感して高く始まった後、中盤に萎んで終盤に上げ幅を拡大と、値動きは不安定となった。リスクオフムードが和らいだことで米長期金利は上昇。ドル円は足元134円20銭近辺と円安に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて310円高の27210円、ドル建てが385円高の27285円で取引を終えた。

 米国株の大幅高を受けて、日本株も大きく水準を切り上げる展開を予想する。直近で大きく売られていた金融株や自動車株が上昇の先導役になるだろう。米長期金利は上昇したが、ナスダックが2.1%高と強い動きを見せており、ハイテクグロース株にも資金が向かいやすい。ただ、米国株がこれで底を打ったかどうかはまだ判断しづらく、本日は2月小売売上高など米国の指標の発表が多いことから、高くなったところでは戻り売りも出てくると思われる。日経平均は節目の27500円近辺では強弱感が交錯しそうだ。予想レンジは27350円-27650円
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