東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、堅調

 16日午後の東京外国為替市場でユーロ円は堅調。17時時点では141.43円と15時時点(140.78円)と比べて65銭程度のユーロ高水準だった。昨日軟調だった主要欧州株の先物が反発すると、リスク回避の後退からユーロ買い円売りが進んだ。昨日に急落したスイスフラン円が142円後半から144.07円まで大きく買い戻されたことも支えに、141.53円まで日通し高値を更新した。

 ユーロドルはじり高。17時時点では1.0625ドルと15時時点(1.0607ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。スイスの金融大手クレディ・スイスに絡んだ金融不安が後退と受けとめられたか、欧州勢はスイスフラン買いから参入し、対ドルでは0.93フラン台から0.92フラン半ばまでフラン高ドル安が進行した。ユーロドルもつれる形で1.0629ドルまでユーロ買いドル売りが強まった。

 ドル円は強含み。17時時点では133.11円と15時時点(132.72円)と比べて39銭程度のドル高水準だった。時間外の米・中長期債利回りが上昇したことに後押しされ133.19円前後まで反発。米金利が上昇幅を縮めると132.90円割れまで押し戻されたが、クロス円の強さと共に再び133円台まで持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.50円 - 133.49円
ユーロドル:1.0573ドル - 1.0629ドル
ユーロ円:140.22円 - 141.53円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。