欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下落

 17日の欧州外国為替市場でドル円は下落。22時時点では132.28円と20時時点(133.11円)と比べて83銭程度のドル安水準だった。金融システムへの不安感から米2年債利回りが一時4.02%台まで低下し、ダウ先物が一時300ドル程度下落し、クレディ・スイス株も10%超下落したことなどで、一時132.03円まで下値を広げた。
 なお、SVBファイナンシャルは、ニューヨークで連邦破産法11条の適用を申請したことを明らかにした。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0626ドルと20時時点(1.0633ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。ドイツ10年国債利回りが2.16%台へ低下していることで、1.06ドル台前半で軟調に推移した。

 ユーロ円は下落。22時時点では140.58円と20時時点(141.55円)と比べて97銭程度のユーロ安水準だった。クレディ・スイス株が軟調に推移していることで、リスク回避の円買い・ユーロ売りを招き、一時140.18円まで下値を広げた。

 クロス円はリスク回避の円買いで全面安の展開となった。スイスフラン(CHF)円は142.31円、ポンド円は160.17円、豪ドル円は88.31円、NZドル円は82.42円まで外貨安・円高に振れた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.03円 - 133.76円
ユーロドル:1.0608ドル - 1.0670ドル
ユーロ円:140.18円 - 142.21円

(山下)
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