欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下落

 13日の欧州外国為替市場でドル円は下落。22時時点では132.54円と20時時点(133.58円)と比べて1円4銭程度のドル安水準だった。米2年債利回りが昨年10月4日以来となる3.99%台まで大幅に低下し、同10年債利回りも低下するなど米金利が低下基調を強めたことを受け、一時132.29円までドル安が進行した。
 市場では、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送り観測が台頭しているもよう。

 ユーロドルは下げ渋り。22時時点では1.0690ドルと20時時点(1.0674ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。欧州金利の大幅低下を眺め一時1.0651ドル前後まで弱含みに推移したものの、米金利が低下幅を一層広げると1.0693ドル前後まで反発した。なお欧州中央銀行(ECB)は緊急理事会の開催の必要はないと表明した。

 ユーロ円は22時時点では141.74円と20時時点(142.59円)と比べて85銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落に連れ安となり、一時141.37円まで下値を広げた。リスク回避の動きを受け、ポンド円は160.05円、豪ドル円は87.80円、NZドル円は82.02円、加ドル円は95.95円まで外貨安・円高に振れた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.29円 - 135.08円
ユーロドル:1.0640ドル - 1.0737ドル
ユーロ円:141.37円 - 144.38円



(山下)
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