欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 14日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では134.05円と20時時点(133.96円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。米2月総合消費者物価指数(CPI)は、前年比+6.0%、前月比+0.4%と予想通りだったものの、コア指数が前月比+0.5%と予想の前月比+0.4%を上回ったことで、一時134.65円まで上昇した。しかし、米2年物国債利回りがCPI発表後に一時4.37%台まで上昇した後、4.23%台まで低下したことで134円割れまで反落する場面もあった。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.0735ドルと20時時点(1.0719ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。米CPI発表後は上下に振れながらも米金利上昇が一時的だったことを受けて、一時1.0749ドルまで上値を伸ばした。
 ポンドドルも一時1.2204ドルまで上値を伸ばした。

 ユーロ円は22時時点では143.90円と20時時点(143.60円)と比べて30銭程度のユーロ高水準だった。ダウ先物が上昇していることやユーロドルの上昇に連れ高となり、一時144.11円まで上値を伸ばした。

 ダウ先物の上昇を受けて、クロス円は堅調に推移した。ポンド円は163.75円、豪ドル円は89.72円、NZドル円は83.71円、加ドル円は98.19円まで外貨高・円安に振れた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.03円 - 134.65円
ユーロドル:1.0679ドル - 1.0749ドル
ユーロ円:142.54円 - 144.11円



(山下)
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