今日の株式見通し=軟調か 米国では金融株が大幅安

 東京市場は軟調か。先週末の米国株は下落。ダウ平均は384ドル安の31861ドルと大きな下げとなった。足元で値動きが荒くなっている地銀のファースト・リパブリック・バンクが急落したことで金融株が売り込まれ、全体にもネガティブな影響が波及した。為替市場ではドル安(円高)が進み、ドル円は足元131円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて320円安の26710円、ドル建てが240円安の26790円で取引を終えた。

 米国株の大幅安を嫌気した売りに押されると予想する。ただ、スイスのUBSがクレディ・スイスの買収を発表しており、日米欧の6中央銀行が協調して市場へのドル供給を強化すると発表したことも伝わっている。金融システム混乱への対応策も出てきていることから、売り一辺倒にもならないと考える。FOMC直前で日本はあすが休場であるため、消極的な様子見相場となりそうだ。水準を切り下げて始まった後は、下値は堅い一方、上値も重いといった地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは26900円-27200円

(小針)
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