欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、じり高

 21日の欧州外国為替市場でドル円はじり高。20時時点では132.20円と17時時点(131.86円)と比べて34銭程度のドル高水準だった。欧州金融セクターに対する過度な不安が後退し、この日の欧州銀行株は軒並み上昇。欧米株式指数が堅調推移を続ける中で、投資家のリスク回避姿勢も後退した。時間外の米金利が上昇に転じたことも相場の支えとなり、一時132.43円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは強含み。20時時点では1.0763ドルと17時時点(1.0719ドル)と比べて0.0044ドル程度のユーロ高水準だった。リスクオンの流れに沿って買いの勢いが強まり、一時1.0770ドルまで本日高値を更新。3月独ZEW景況感指数は市場予想をやや下回る結果となったが、相場への影響は限られた。

 ユーロ円はしっかり。20時時点では142.29円と17時時点(141.35円)と比べて94銭程度のユーロ高水準だった。欧米株高を背景にした買いの流れが続き、142.47円まで上昇。また、ポンド円が162.26円、スイスフラン円が143.06円まで上値を伸ばすなど、他のクロス円も堅調に推移した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.04円 - 132.43円
ユーロドル:1.0704ドル - 1.0770ドル
ユーロ円:140.42円 - 142.47円

(岩間)
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