NY為替見通し=「データ次第」の米金融政策、明日のコアPCEデフレーター待つムードも
NYタイムは、欧米の金融システム不安が和らぐなか、「データ次第」とされる米金融政策の行方を左右する米経済指標の強弱をにらみつつ、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)における金利据え置き・0.25%利上げ予想の傾きを注視することになる。
現状では据え置き予想が優位。金融不安の落ち着きで米景気後退懸念も弱まっていることから、景況指標やインフレ指標の結果で、米金利の先行きに対する見方を市場は予想することになる。
今夜は10-12月期米国内総生産(GDP)の発表が予定されているが確定値であり、大きな修正がなければ、目立った値動きにつながりにくそう。米失業保険関連の数値には注目したいが、明日により注目度の高いインフレ指標である2月個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)が発表されるため、その面でも本日は一方向に大きく振れにくいか。
PCEデフレーターのコア指数が最注目で、本日GDPとともに発表となる10-12月期のコアPCEデフレーターの修正内容にも注意したいが、やはりアップデートされた明日の2月分の数値を待つムードがある。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、日足一目均衡表・基準線133.78円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、昨日29日ロンドンタイムの押し目131.60円。
(関口)
現状では据え置き予想が優位。金融不安の落ち着きで米景気後退懸念も弱まっていることから、景況指標やインフレ指標の結果で、米金利の先行きに対する見方を市場は予想することになる。
今夜は10-12月期米国内総生産(GDP)の発表が予定されているが確定値であり、大きな修正がなければ、目立った値動きにつながりにくそう。米失業保険関連の数値には注目したいが、明日により注目度の高いインフレ指標である2月個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)が発表されるため、その面でも本日は一方向に大きく振れにくいか。
PCEデフレーターのコア指数が最注目で、本日GDPとともに発表となる10-12月期のコアPCEデフレーターの修正内容にも注意したいが、やはりアップデートされた明日の2月分の数値を待つムードがある。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、日足一目均衡表・基準線133.78円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、昨日29日ロンドンタイムの押し目131.60円。
(関口)