NY為替見通し=米金利上昇に追随したドル買い続くか見定める局面、反動安のリスクも

 NYタイムは、欧州入りにかけて始まった米2・10年債利回りの上昇に追随したドル買いが続くかどうかを見定める局面になる。今夜は動意につながるような米経済指標の発表が予定されていない。金融不安に関する思惑を受けた米金利の上下に振らされる展開か。米金利動向の影響を受けやすいため、米2年債入札後の米債利回りの動向にも注意したい。

 足もとの反発は、米連邦公開市場委員会(FOMC)のハト派的な部分を受けて強まった米利上げ休止観測によりドル円が130円割れまで売り込まれたことなど、先週のドル安進行の反動に過ぎないようにも見える。不安定な状態といえ、ドル売り地合いへ簡単に転じるリスクがくすぶる状態といえる。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、日足一目均衡表・転換線132.38円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、本日27日オセアニアタイム安値130.41円。

(関口)
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