ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、もみ合い

 31日のニューヨーク外国為替市場でドル円はもみ合い。24時時点では133.08円と22時時点(133.07円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。米商務省が発表した2月米個人消費支出(PCE)デフレーターが総合・コアともに予想を下回ったことを受けて、全般ドル売りが出やすい地合いとなった。半面、市場では「月末・四半期末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測された」との声も聞かれ、一時133.31円付近まで上昇する場面もあった。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0868ドルと22時時点(1.0887ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。米インフレの鈍化傾向を示す指標を受けてユーロ買い・ドル売りが入ったものの、月末・四半期末のロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いのフローが観測されると一時1.0858ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は24時時点では144.63円と22時時点(144.88円)と比べて25銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落につれた売りが出て一時144.46円と日通し安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.59円 - 133.59円
ユーロドル:1.0858ドル - 1.0926ドル
ユーロ円:144.46円 - 145.67円


(中村)
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