ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドル、戻り鈍い

 31日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは戻りが鈍い。2時時点では1.0869ドルと24時時点(1.0868ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル買いが一巡すると、いったんは1.0870ドル台まで下値を切り上げる場面もあったが、戻りの鈍さを確認したことで再び安値圏まで押し戻された。なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は「コアインフレはなお高すぎる」「インフレを2%に戻さなければならない」などの見解を示したが、相場への影響は限られた。

 ドル円は弱含み。2時時点では132.75円と24時時点(133.08円)と比べて33銭程度のドル安水準だった。ロンドンフィキシングに向けた買い一巡後は上値が重くなり、132.70円台まで失速。米10年債利回りが3.49%台まで低下したことも相場の重しになった。

 ユーロ円はさえない。2時時点では144.30円と24時時点(144.63円)と比べて33銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが進み、一時144.17円まで本日安値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.59円 - 133.59円
ユーロドル:1.0858ドル - 1.0926ドル
ユーロ円:144.17円 - 145.67円


(岩間)
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